Webライターとブロガーの違い12選！【徹底比較】

この記事では上記のような疑問にお答えします。

Webライター・ブロガーそれぞれの特徴

まず前提条件として、Webライターとブロガーそれぞれの特徴について、簡単に解説します。

Webライターとブロガーの違いを見る↓

　

Webライターの特徴

Webライターは、クライアント様や企業様からの依頼を受けて、特定のキーワードやテーマ、トピックに沿った記事やコンテンツを制作・提供する仕事です。

一般的にWebライターは、情報を明確に伝えることが重要で、そのためのテクニックやスキルが必須です。
また、特定の業界や分野の知識が必要とされる場合も多いです。

僕の場合、医療資格を保持していて臨床経験もあるので、それらをもとに医療・介護の記事を作成しています。

案件は例えば「トイレ介助　方法」といったキーワードで提示されたり、「介助者向けに安全なトイレ介助の方法を説明してほしい」といった指示が提示されたりすることがあります。

　

ブロガーの特徴

ブロガーは、自分自身の意見や経験を中心に、自分のブログサイトを運営して情報を発信する人のことです。

ブログのジャンルはとても幅広いので日記や趣味で運営している人も多くいますが、この記事では便宜上「稼ぐことを目的にブログを運営する人」をブロガーとして定義します。

ブロガーの主な収入源は「アフィリエイト」です。

アフィリエイトとは
企業の商品やサービスを自分のブログで紹介し、ブログ経由で商品やサービスを買ってもらえるとその対価として報酬をもらえるシステムのことです。

つまり、あなたの書いた記事が多くの人に読まれて商品やサービスを買ってもらえれば、その分だけあなたに報酬が支払われることになります。

　

Webライターとブロガーの違い12選

Webライターとブロガーの違いを12個のポイントでご紹介します。

まずは下記の表でざっくりと違いを把握してください。

項目	Webライター	ブロガー
1.仕事内容	ライティングが主	サイト運営・記事作成
2.執筆記事	依頼された内容	自分の好きな記事
3.納期	ある	基本的にはない
4.報酬体系	クライアントからの報酬	アフィリエイト報酬
5.収入発生条件	文字単価	アフィリエイト成立
6.資産性	低い	高い
7.早く稼げるか	稼ぎやすい	稼ぎにくい
8.副業のしやすさ	ややしやすい	しやすい
9.未経験でもできるか	やや難しい	簡単
10.キャリアアップにつながるか	高単価WebライターやWebディレクターなどを目指せる。	Webライターの単価が上がりやすい Webマーケターやコンサルも目指せる
11.平均的な収益	数千円〜数十万円	0〜上限なし
12.必要なスキル	・基礎的な文章力 ・ライティングスキル ・リサーチ力 ・コミュニケーション力	・基礎的な文章力 ・ライティングスキル ・リサーチ力 ・WordPress ・Webマーケティング
難易度(初めやすさ)	★★★☆☆	★★★★★
難易度(稼ぎやすさ)	★★★★☆	★★☆☆☆

1つずつ説明しますね。

　

1.仕事内容

Webライターの仕事内容は基本的に「依頼された記事を作成すること」です。
依頼内容によってはWordPressへ入稿などもありますが、基本的にはWordなどで記事を作成して納品します。

一方ブロガーは記事を作成するだけでなく、ブログ全体のサイト運営も自分で行います。
サイト運営とはサイトの方向性やサイトの更新、アクセス解析、記事の修正などさまざまなことです。
Webライター業務と比較して、やる内容は幅広いです。

　

2.執筆記事

先述した通り、Webライターの仕事は「クライアント様や企業様の依頼内容に沿った記事を作成すること」です。
案件によっては詳しいマニュアルやレギュレーション(記事作成の決まりごと)があるので、比較的記事は書きやすいですね。

それに対してブログは記事作成を1から自分で行う必要があります。
何のキーワードでどんな人に向けてどんな記事を書くのか、どんな商品を紹介するのかなどを細かく決めていきます。
1から記事を作成するのは難しく思うかもしれませんが、自分のブログなので好きな内容を書いたり、修正も何度でもできるのがブログのいいところです。

　

3.納期

Webライターの仕事はクライアント様がいる仕事になるため、基本的に納期があります。
記事をどこまで作るかによりますが、おおよそ5,000文字の記事で3〜1週間程度が多いです。
納期遅れは絶対NGなので、納期を守って記事を納品できるよう計画的に記事を作成する必要があります。

一方でブロガーはクライアント様がいないので基本的に納期はありません。
１記事に1週間でも１ヶ月でもじっくりと時間をかけることができます。
ただし、良い意味でも悪い意味でも誰にも縛られないので、記事を書くのが面倒で更新しなくなるといつまで経ってもブログで収益を得ることはできないでしょう。

　

4.報酬体系

Webライターの収入源は記事を納品した際にクライアント様が支払う報酬です。クライアント様が求める質の高い記事を作成して納品することで、クライアント様から報酬をいただけます。

それに対してブロガーの収入源はアフィリエイト報酬です。あなたのブログ経由で広告主の商品・サービスが売れることで、それに応じたアフィリエイト報酬をいただけます。

　

5.収入の発生条件

Webライターの収入の条件は文字単価で設定されていることが多いです。
例えば、文字単価だと1文字あたり0.5〜5円程度で設定されている案件が多い印象です。また、１記事1万円など記事単位で報酬が決まっていることもあります。

例えば、1文字0.5〜1円の場合の収入の目安は以下です。

	作業量	収入の目安
初心者(0.5円〜1.0円/字)	4,000字×5記事	10,000〜20,000円
	4,000字×10記事	20,000〜40,000円

一方でブロガーの収入の条件は、商品・サービスが買われてアフィリエイトが成立した時です。
商品・サービスが買われるか、申し込まれない限り報酬が発生しない点に注意が必要です。

　

6.資産性

Webライターは依頼された記事を作成し、納品して報酬を得る「労働集約型」の仕事です。
つまり、案件をこなせばこなすほど稼げますが、案件がなければ収入がゼロになってしまうため資産性がないと言えるでしょう。

対してブロガーは過去に書いた自分のブログが読まれる限り、そのブログから収入が得られる「ストック収入型」です。
うまくいけば最悪何もしなくても月10〜100万円稼げることもあるため、資産性が高いといえるでしょう。
ただし、自動で稼ぐまでブログを運営するのは想像以上の労力と時間を要する点に注意です。

　

7.早く稼げるか

Webライターは記事をクライアントに納品すれば報酬が発生するため、比較的早く稼ぎやすいといえます。
おおよそ記事を納品してから半月〜1ヶ月後には収入が得られるのはWebライターのメリットですね！

一方ブロガーは収益が発生するまでに半年〜1年以上かかります。
また、月に10万円以上稼ぐとなるとそれ以上の期間や労力がかかるので、途中でブログを挫折してやめてしまう人も多いです。

以下の表を見ても、収入がない人もしくは月に5,000円未満の人が多いです。

引用：アフィリエイトマーケティング協会

　

8.副業にしやすいか

Webライターはスキルとパソコンがあればどこでも仕事ができるので、副業にしやすいでしょう。
ただし、初めは案件獲得が難しいので、なかなか思うように稼げないかもしれません。

一方でブロガーも自分の時間で記事を書いたり、サイトを運営したりできるので、副業にしやすいと言えます。
しかし、Webライターと比べて収益化までに時間と労力がかかるので、副業として収益を得る難易度としてはブロガーの方が難しいかもしれません。

✓ あわせて読みたい

Webライターの副業をやってみた結果と失敗しない5つコツ

　　

9.未経験でもできるか

Webライターもブロガーもスキルや基本的な知識があれば未経験からでもできます。

しかし、Webライターは未経験だと案件獲得が難しいので、どちらかといえばブログの方が始めやすいでしょう。

稼ぐのは難しいですが、始めるだけならブログの方が簡単です。
15分ほどでブログを開設できるので、今日からでも始められます。

　

10.キャリアアップにつながるか

Webライターはスキルや経験を積むことで、高単価な依頼や専門的な分野でのライティングが可能です。
また、複数のライターをまとめて仕事をマネジメントするWebディレクターとしても活動できます。

それに対してブロガーは、自分のブログ読者を増やして収益を得るためのWebマーケティングスキルを身につけることができます。
Webマーケティングスキルは今最も求められるスキルの1つでもあるので、将来的にWebコンサルやマーケターとしての道も開けるでしょう。

　

11.平均的な収入

Webライターとブロガーの平均的な収入は以下の通りです。

項目	Webライター	ブロガー
平均的な収入	数千円〜20万円/月	0〜数十万円/月

たとえばWebライターは文字単価で報酬が決まることが多いので、月100万円以上稼ぐには高い文字単価×記事数が必要になります。
しかし、ブロガーなら記事に購入意欲の高い読者を集めることができれば、報酬単価次第では月100万円を稼ぐことも夢ではありません。

一方でブロガーは収益を出すまでが大変なので、月数万円〜を確実に稼ぎたいのならWebライターのほうが稼ぎやすいでしょう。

✓ あわせて読みたい

【実体験あり】webライターの副業で稼げる収入の平均は？

　

12.必要なスキル

必要なスキルの違いは以下の通りです。

	Webライター	ブロガー
必要なスキル	・基礎的な文章力 ・ライティングスキル ・リサーチ力 ・コミュニケーション力	・基礎的な文章力 ・ライティングスキル ・リサーチ力 ・WordPress ・Webマーケティング

Webライターとブロガーに必要なスキルは似ていますが、特にWebライターに必要なのはコミュニケーション力です。
Webライターの仕事はクライアント様からの依頼があって成り立ちます。
なので、クライアント様と円滑にコミュニケーションを取れるコミュニケーション力が必要不可欠なのです。

一方ブロガーは基本的に誰かとやり取りすることはありません。
ですが、ブログを運営するためのWordPressの知識・スキルや集客するためのWebマーケティングスキルが必要不可欠です。
特に作成した記事を検索上位に表示させるためのSEOスキルは最重要なので、ぜひとも身につけましょう！

ちなみにWebライターに必要なスキルは「Webライターに必要なスキル7選」で解説していますので、よかったら参考にしてみてください。

✓ あわせて読みたい

Webライターに必要なスキル7選とスキルを高める秘訣【必見】

　

Webライター・ブロガーどっちが向いている？

Webライターとブロガーは似ているようで違います。

「自分はどっちに向いているんだろう」と思う方も多いと思いますので、それぞれ向いている人の特徴を説明しますね。

　

Webライターに向いている人

Webライターに向いている人の特徴は以下の通りです。

「確実に稼ぎたい！」「できるだけすぐに収入がほしい！」と思う人はWebライターが向いています。

安定して稼げるようなるには時間がかかりますが、ブログと比べると結果が出やすいのでモチベーションも保ちやすいでしょう。

Webライターに向いている人の特徴の詳しい詳細は「WEbライターに向いている人の特徴6選」で紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね！

　

ブロガーに向いている人

ブロガーに向いている人の特徴は以下の通りです。

コツコツと記事を作って、1〜2年後に月30〜100万円の収入が得られる資産が欲しい人はブロガーが向いています。

半年〜1年以上記事が読まれないことは普通にあるので、途中で諦めずにモチベーションを保てる人はブログに挑戦しましょう。

ブログでそこまで稼げなくても、Webライターやマーケターとしてのスキルは身につけられるので、スキルアップしたい人もブログがおすすめです。

　

Webライターとブロガー：これから始めるならブログから始めよう

１つずつ説明しますね。

　

Webライターとしてのスキルを実践できるから

ブログを書くことで、実際のWebライティングのスキルを磨けます。

Webライターの知識はネットで調べればいくらでも学ぶことができますし、Webライターの仕事は言ってしまえば誰でも出来てしまいます。

しかし、知識はあっても実践なしで案件を獲得するのはかなりリスクが高いです。

なので、まずは自分のブログで学んだスキルや知識を実践して身につけましょう。

ブログなら自由なテーマで書けるので、まずはブログで知識やスキルを試行錯誤して実践しながらスキルを磨くのがオススメです。

僕も検索上位を取るために必須なSEO(Search Engine Optimization)を学んでブログで実践したことで、現在のWebライターとしてのスキルアップにも繋がっています。

　

ポートフォリオになるから

ブログはWebライターとして案件獲得する上でも自分の作品を示すポートフォリオとして最適です。

ライティングを依頼するクライアント様も何も実績のない人に仕事を依頼したくはないですよね。

Webライターとして仕事を受ける際、これまでの実績や作品を見せることは不可欠です。

ブログを続けていれば、その内容が実績となり、新しいクライアントへの実績紹介として役立ちます。

僕自身もともとブログを運営していて、そのブログをポートフォリオとして示すことでWebライターとしての案件を獲得できました。

また、資格勉強や仕事内容などをテーマに記事を書いていたので、その経験を活かしたライティング案件を受注したこともあります。

将来的にWebライターとしての仕事のチャンスを増やすことにつながりますので、これからWebライターとして稼ぎたい人もまずはブログを始めてみましょう。

　

収益が増やせるから

ブログが育ってくると、Webライターとして単価を上げられるだけじゃなく、ブログからも収益を得ることができます。

ブログは資産性が高いので、ブログを運営しながらWebライターに必要なスキルを磨いてくうちにブログそのものが資産になります。

また、ブログを運営をすることでWebライティングやWebマーケティングスキルも身につけることができるので、Webライターやブログの他にWebコンサルとして収益を増やすこともできるでしょう。

Webライター＋ブログ収益＋Webマーケターと収益を組み合わせれば、月100〜200万円以上稼ぐこともできるかもしれません。

　

Webライターから始めるデメリット

いきなりWebライターから始めるデメリットは以下の通りです。

一つずつ説明しますね。

　

実績がないため、仕事が獲得しにくい

先述した「ポートフォリオになるから」の内容とやや似ていますが、案件獲得で大きな武器になるのが「実績」です。

いきなりWebライターを始めると実績がない状態で仕事を獲得しなければなりません。

多くのクライアント様は安心して任せられるライターを求めます。そのため、これまでの実績や評価がないと、信用してもらいにくくなります。

ブログを運営していれば、営業時にブログを実績として示せます。
あなたのブログを見て、クライアント様はあなたがどんな文章を書き、どんな表現をするのかを判断する材料になり、より選ばれやすくなるでしょう。

　

著作権の知識が不足している可能性がある

Webライターとして仕事をしていく上で、著作権に関する知識は必須です。

Webライターとして書いた記事の著作権は、多くの場合、クライアントに譲渡されます。それを理解していないと、後でトラブルの原因となります。

また、画像やテキストなどの著作権や引用ルールについても理解しておかなければなりません。

コピペなどで著作権違反した記事を納品することは絶対にNG。
最悪の場合、著作権で裁判沙汰になる可能性もあります。
また、納品した記事を自分のブログ記事に転用するのもNGです。

自分のブログ記事でこれらの著作権・引用ルールを守った記事を書いていれば、クライアント様からも「この人は著作権を理解して実践できる人だ」と思ってもらえ、信頼を高めることができます。

法的な知識やルールを実践するためにもまずブログを始めて練習していくと良いでしょう。

　

SEOスキルが身に付きにくい

Webライターの仕事は、ただ記事を書くだけでは十分ではありません。

記事を書く目的は多くの場合、集客することです。
そのため、現代のWebライターには、SEO対策など集客スキルも求められることが多いです。

特にSEOスキルは、常に知識を学び、情報収集をし、何度も何度も実践→修正を繰り返さないと身につきません。

SEOで検索上位を取った経験がないと、当たり前ですが検索上位を取れる記事を書くことはできません。

こうしたSEOスキルを身につけるためにも、ブログの運営が役立ちます。

　

作業手順を理解していないため、失敗する可能性が高い

いきなりWebライターから始めると、運良く案件を獲得できたとしても納品までの作業手順がわからず失敗してしまうかもしれません。

Webライティングのプロセスには、案件条件の理解、リサーチ、下書き、校正などのステップがあります。これらの流れを適切に行わないと、記事の質が低くなるリスクが高まります。

ブログ記事を書くことは、一連のWebライティングプロセスにとても似ています。

案件をスムーズにこなすためにも、まずは自分のブログで記事を書くことに慣れましょう。

　　

納品物にミスが多くなる可能性が高い

クライアント様に納品する記事は誤字脱字などがない完璧な記事を納品する必要があります。

そのためにも納品物の事前のチェックは欠かせません。

クライアント様にとって提出された記事を何度もチェックして修正箇所を指摘するのは大変な手間がかかります。

特に初心者はミスをする可能性が高いため、何度も自分の記事を読み返し、自分で校正することが大切です。

誤字脱字や文法ミス、守られていない引用ルールなどがあると、クライアントの信頼を失う大きな要因となります。

こうしたミスを減らすために、自分で作成した記事を時間を置いてから再度読み直す、他の人に校正してもらうなどをして、校正スキルを身につけましょう。

　

Webライターで稼ぐためにブログを活用しよう！

この記事ではWebライターとブロガーの違いについて解説してきました。

どちらも記事を書くという部分ではとても似ていますが、報酬体系に違いがあります。

報酬体系の違い
・Webライター：クライアント様など依頼主からの支払い
・ブロガー：アフィリエイト広告主からの支払い

安定してできるだけ早く稼ぎたいならWebライターがおすすめです。

ただし、いきなりWebライターとして稼ぐことは難しいので、まずは、
・ブログでライティングスキルを実践して身につけましょう。
・そして自分のブログをポートフォリオとして示し、案件獲得に繋げましょう

また、Webライターとブログの相性は抜群なので、特にWebライターで稼ぎたい人はブログを始めましょう！

Webライターとブログの相性が抜群な理由やブログがおすすめな理由は「Webライターこそブログがおすすめな理由5選」で詳細に解説していますので、よかったらチェックしてみてください。

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